習慣の強さ

昨日話したように目標に向き合い続けることはとても苦しいことだと思います。目標が決まれば何をすべきか明確にはなるとは思いますが、それをすれば目標に到達できるとは限りません。いやむしろ到達できないことの方が多いと思います。

高校時代に僕は素晴らしい先生と出会うことができました。佐野先生という方です。先生の練習は走ることがとても多かったです。電車とバスを乗り継いで1時間かけて着いた人工芝の練習場で、スパイクを履くことなく走るメニューのみで練習が終わることもありました。

「月まで走れ」

これは母校、関大一高サッカー部のスローガンです。10年以上前鹿児島実業が「地球一周」というスローガンを掲げて1時代を築いたのを見て、対抗したらしいです😎笑。宇宙旅行なども現実味を帯びてきたこの時代に😂

苦しいトレーニングをしたから勝てるわけではありません。走ったからといってサッカーが上手くなるわけではもちろんありません。でもたくさん走り続けました。この先に何があるのか分からないまま。

何かに確実に繋がると分かっていることなら誰だってできます。何に繋がるか分からないけれど立ち向い続けれたものだけが報酬を得られることがあります。この精神をサッカー部全員に植え付けることは並大抵の事では無いと思います。とてもとても大きな愛情を持って接してくれました。

関大一校は進学校なので勉強も厳しかったです。正直勉強が将来何の役に立つのかなんて分かっていませんでしたが、みんな必死に頑張りました。テスト前日だろうと夜8時過ぎまで練習です。テストの言い訳に練習を使うことは許されません。工夫するしかありません。なんでこんな想いしながら勉強しなければいけないんだろう。誰もが考えることだと思いますが僕らは勉強と向き合い続けました。

今の仕事に勉強は関係ありません。しかし、何の為に?と思いながらも続けさせてくれたおかげで今の自分があります。走ること、勉強すること。嫌です。でもそのおかげで手に入れたものには自信を持っています。自分が自信を持つ唯一のものかもしれません。

先生はよく言っていました。

「頑張って、頑張って、頑張って、頑張っても夢には届かない。」

この言葉の意味を最近は違う形で捉えるようになってきました。

run to the moon.

what are you stupid about😎.

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